仕事をしなければ、自分はみつからない。―フリーター世代の生きる道と正社員採用
仕事をしなければ、自分はみつからない。―フリーター世代の生きる道によると、バブル崩壊後の景気の悪化により、企業は正社員の雇用を抑制。就職氷河期と呼ばれる就職難な状況となった。また、正社員の代替としてのアルバイト等の採用、若年退職者の増加などもあり、学業期間が終わってもアルバイトをする人間が増加した。
そうです。
仕事をしなければ、自分はみつからない。―フリーター世代の生きる道を読んだ人の感想は、
手厳しいなあ。
彼の独自の取材(というか実体験)から本書の展開へと導かれています。
ビジネスコンビニで働く若者の不甲斐無さを嘆くというか、呆れているのか、怒りを堪えているのか、読むこちらもその気にさせてしまいますね。
上滑りな印象は否めない。
副題からもわかる通り、「フリーター」や「若者」をテーマにした著作であるが、多くのデータや先行研究に裏づけされるでもなく、論は進行してゆく。私は筆者の述べる「若者」の年代であると思う。共感する部分は数多くあった。しかし説得力に欠けるのである。
アカデミックな学術・研究書という印象は全くなく、エッセイのような雰囲気さえ漂う。「フリーター研究」という意気込みで、本書を手にとってしまうとがっかりすることは請け合いである。
従って、「フリーターってこんな事を考えてる人もいるのかぁ」、「今の社会はこんな風にも捉えられるのかぁ」というような軽い気持ちで、世間話でも聞くような覚悟で本書を読むことをおすすめする。ちなみに本書の著者である三浦氏の著作である『下流社会』という新書は、統計(サンプル数は少なかったが)などを用いて、同様のテーマをやや説得力のある論述を展開している。
企画が先行しすぎた本
仕事をしない人向けに無理をして出来た書籍に思える。仕事をしないことへのデメリットと仕事をするメリットだけが対比的。一方、仕事をしていることによるデメリットや社会問題には言及されていない。この姿勢では読む気がなくなるか、嫌悪感を覚える読者もいるだろう。
そもそも、編集者と著者とで企画の合意がきっちりできていたのか疑問を感ずる。労働問題らしきものを論じた1部。2部ではコンビニや歩き食べと労働の意欲とがどのようにリンクするのかもわからず、唐突にこれらの分析が始まる。別の書物を読んでいるような錯覚に陥る。
企画意図が見えてこないし、仮にあったとしても反映されていないように受け取れるので最低点。文章が明確なことだけを評価して星2つ。
と書いています。
また、いつかは正社員になりたい人は、正社員登用ありのアルバイトだけを紹介している、[en]本気のアルバイト(マジバイト)[en]本気のアルバイトがお勧めです。
また、それ以外に、
アルバイト情報
も参考にしてみてください。
仕事をしなければ、自分はみつからない。―フリーター世代の生きる道を出しているのは、出版社晶文社と作者三浦 展です。