アルバイト情報とフリーターとニート
厳選アルバイト情報(高知県のアルバイト情報)。
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また、それ以外に、フリーターとニートといった本もお勧めです。
「雇用政策」の観点からの解明における意義と限界
本書は、若者がフリーターないしはニートに陥りやすい要因を解明するために、主に「学校から就業へ」という時期に、その移行がスムーズに行われないことを多くの実例と主に雇用政策の観点から明らかにしたものである。
この「移行」に着目する上で、手法面においても実証的かつ精緻なものと評価できる。まず、本書では全体的な統計を取り上げた上で、特に学歴の低い者が30歳を超えても依然ニートである、といったような姿を明らかにした後、属性などの情報を明らかにした、調査対象者からのインタビューをもとに類型化して解説している。
そして、主に「学校の支援」と「家庭環境」の両側面から、前者については、学校の就職支援が必ずしも十分ではない点を指摘している。後者については、そもそも親の就労形態に問題があり、その必然的結果としての不安定雇用ないしは無業、ないしは、親が高学歴の場合における無目的な進学と目標の喪失による無業といった点を明らかにしている。こうした側面を実証的に明らかにした本書は、例えば『希望格差社会』に見られるような、安直で方法論的に極めて問題のある「階層格差煽動論」とは本質的に違っている。
しかし、本書の問題意識はあくまでも「雇用政策」の側面からであり、この点においては限界性もあり、このことは著者も認めていることである。ひとつに、学校とはあくまでも教育・研究機関であり、雇用促進機関ではなく、社会人としての基礎的な知力の増進を行うところであることから、そこにおいて過度な期待を行うことは無理であろう。また、無業者問題についても、「そもそもなぜ無業が可能なのか」という点について、税制、社会保障政策との関連で総合的に考察しなければならないことであることは紛れもない事実であろう。
ただ、問題意識と分析視角を明らかにし、方法論的にも精緻である本書の意義は、「階層格差煽動論」とは比較の対象とすらならないものである。
副読本としてなら
既に当たり前のものとして(当たり前になってはいけないのだが)定着した「フリーター」と昨年一気に広まった「ニート」(この言葉も既に定着感あり)への「支援策には何が有効か?」というテーマを扱った論考集。
(決してフリーターやニートとは何ぞや?という問いに答える本ではありません)
上記命題に答えるため、本論考では実際にフリーター・ニートとして生活している51人にインタビューを行い、その結果を下記3点から分析しています。
1)サンプル51名の概況
2)学校の役割
3)家庭の役割
ですが、その殆どを「どうしてフリーターやニートを選んだのか?」への分析(=聞き取り調査の報告)で終わっている為、具体的な対策案を提示するに至っておりません。
(本文最後4pで一応対策案は出ていますが、提示するだけで、それが如何に有効か?、どうすれば有効になるか?といった点には一切触れず)
生の声を載せたという点では評価されるべき論考だと思います。彼ら彼女らがどうしてそういう道を選んだのか?(勤労意欲がない、という一言では片づけられない現実もそこにはありました)という*1)理由を知るにも良い本でしょう。
ですが、自ら掲げた命題にはさしたる答えを出すこと無く本文が終わっております。
*1)経済的に辛いとか、田舎なので仕事がない、という理由もありましたが、少なからずインタビューを読んだ限りでは、本人と親の社会性・道徳性の無さ、つまり「堪え性」の無さがやはり大きな部分を占めると感じた次第。
・友達と離れるのが嫌だから
・(入社式を欠席して)謝ってまで働きたくない
・化粧を落とすのがいや
・(洋服店で)自分の好きな服が着られない
だから「辞めた」。
ふざけるな!としか言いようがない。
ただの報告書?
言葉は悪いが、きつく言えば、ただの報告書。『フリーターとニート』という本書のタイトルから両者の違いを知りたかったけれども、個々のインタビューの事例からその違いはわからないし、その違いを意識した分析にもなっていない。
と書いています。
フリーターとニートを出しているのは、出版社勁草書房と作者です。